今回は、どちらかと言うと上級者向けのお話です。

セッションというと、ジャズセッションだとか、ブルースセッションだとか、ファンクセッションなどのようにジャンルで区別されることが多いです。
そして、それぞれに一定のルールがあり、それに沿ってセッションが進行されます。

まず、セッションと言えばジャズですが、ジャズのセッションは、事前に理論を勉強したり、ソロで使えるフレーズを用意する必要があります。
そしてテクニックとセンスと頭脳を駆使して音楽を作り上げる、そういう音楽だと理解しています。
少なくともルールがあり、それから外れてしまうと、“ジャズではない”という事になってしまいます。
ジャズに聴こえなかったら、ジャズではないのです。 

次にブルースのセッションですが、ジャズほど難解ではなく、事前知識も少なくて済みますがルールはあります。ロックセッションもこれに近いです。しかし、ブルースはブルースじゃない事をやると、「ブルースじゃない」と言われたり、ロックはロックじゃない事をやると「ロックじゃない」と言われたりします。その定義は非常に曖昧ですが、確かに存在します。

ソウルやR&Bのセッションは、オリジナルが歌ものなのが多く、コードが読めないと厳しいです。

ファンクセッションは、コードが1つのものが多いので一番ルールが少ないと思いますが、それでも一定のルールがあります。


ここで質問です!
ノイズばかりのミュージシャンがセッションに来た場合や、不協和音ばかり演奏するミュージシャン、または共和音と不協和音の区別がつかないミュージシャンがセッションに来た場合、セオリーの通用しないミュージシャンがセッションに来た場合、皆様はどうされますか?

雑音


「不快だ」といって排除しますか?

「そんなのは〇〇じゃない」といって修正を求めますか?

「とりあえず〇〇の音と〇〇の音だけ使ってれば大丈夫だよ」と、優しく教えますか?


僕の答えは、

「音楽の為に」自分はどう演奏するべきかを考えるです。

鍵盤
http://www.flickr.com/photos/34316967@N04/7137607625/in/photostream/


例えば、何を演奏しているのか判別不能な“効果音”を延々シンセサイザーで演奏された場合は、その音に合わせてクリエイティブに反応しつつ、「音楽」として成立させる方法を模索します。クリエイティブに反応する点においては、ジャンルや理論は必要ありません。むしろ足かせです。しかし「音楽」として成立させる為には、様々なジャンルへの理解、豊富な音楽理論や経験が必要となってきます。

実際、セッションどころか音楽を始めたばかりの初心者には音楽のルールもへったくれも無いわけで、それ単体では“効果音”や“ただの雑音”となるかも知れません。しかし逆に言えば、経験者の予想もしないようなクリエイティブな音の素材がそこにあるかもしれないのです。
“雑音”や“効果音”が、周りの演奏で“刺激的な音楽”となる。上級者が超初心者を排除せず、そういう視点でセッションをすると、上級者と超初心者も等しい立場で純粋に音楽と向き合えるのではないでしょうか!

上手く出来るように優しくルールを教えてあげるという行為も、一見良さそうに思えます。
しかしお互いが対等の立場であると考えると、相手の演奏に不満を持っていると言う事の裏返しではないでしょうか。相手を否定し、自分の安心出来る型にはめ込んでいるのです。
(もちろん、相手から正しいルールを教えて下さいとお願いされたのならば教えてあげるべきです)


もちろんセッションなんて、うまく“ハマる” ことばかりではないので、イレギュラーな音があった場合、聴いている側からしたら非常に耳障りな音楽となる事もありますが、“ハマった”時は素晴らしく前衛的でクリエイティブな音楽が出来上がると信じています!
そもそもセオリー通りでは無いので、全ての人に即座に受け入れられるという事は不可能なのです。


お客さんのことを考えたら、コンサートやライブはお客さん目線で無難になりがちですが、せめてセッションの時だけでも、ミュージシャンとしてはクリエイティブでありたいと僕は考えます。(僕はほとんどセッションしかしてませんが。。。)





とはいえ、色々な知識を身につける事は幅を広げる事になりますし、それを求めてセッションに参加される方は多数いるはずです。
そういうものを求める方には当セッションでもルールや、どの音を使えば良いか、どういう音で演奏すれば良いかなどをアドバイスさせていただきたいと思っています。
そういう方は気軽にどんどん質問を下さい!

そんな事には興味が無く、ただただ表現したい方でも、当セッションでは好き放題やっていただいて結構ですので、お気軽にご参加下さい!

様々な人が来るセッションで、上級者と初心者が対等に楽しむ為の提案でした!
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