コーダル、モーダルって聞いた事ありますか?
二つとも、セッションでソロを取る時に使われる専門用語のようなものです。

コーダルなアプローチというのは、コードに対して音を選びソロを取る手法で、ジャズなどでよく用いられます。
モーダルなアプローチというのは、曲のモード(キー)に対して音を選びソロを取る手法で、コード一発セッションはもちろん、ブルースなんかもこの手法が多いです。

それぞれ違った特性がありますので、ご説明します!

①コーダルなアプローチの特性 
コーダルなアプローチは、コードに対してソロを取っているため、たとえ伴奏がいなくなっても、聴き手が曲の進行状況を見失うことがなくなります。
ソロのフレーズだけで、コード進行が見えてきます。

下のようなコード進行の場合で考えてみます。
58

このコード進行に対して、1小節目はAm7の分散和音(A,C,E,G)を軸に、2小節目はDm7の分散和音(D,F,A,C)を軸に…という風に演奏するのがコーダルなアプローチです。
つまりこれは 、音だけで考えたら、ベースラインやアルペジオなんですよね!

 このコーダルなアプローチは、1小節毎に使う音が変わるので一見煩雑に思えるかもしれませんが、ベースやギター、ピアノなどのコード伴奏をする楽器であれば、伴奏のフレーズから派生させ、リズムと音を少し変えるだけでソロになってしまうという利点があります!

転調の多いジャズなんかの場合には、コーダルなアプローチの方が向いています。
特にベースソロは音が低くて聴こえづらいからか、伴奏者は伴奏をあまりしない傾向にある為、コーダルなアプローチは必須と言えます!

初見の曲でコード進行を見て、いきなりキーが分かるくらい理論に精通した人以外は、知らない曲ではこのアプローチが無難です。迷子にならない為のアプローチと言えます。


②モーダルなアプローチの特性 
逆にモーダルなアプローチは、コード進行というよりは、キーで曲を考えますので、多くの小節に対して同じ音使いで演奏する事が出来ます。

また先ほどのコード進行を例にあげます。
58
 
この場合、キーはCになります。
なぜかと言うと、上記の4つのコードは全てCメジャーの音階の音を使って構成されているからです。
Am7(A,C,D,G)
Dm7(D,F,A,C)
G7   (G,B,D,F)
CM7(C,E,G,B)
全てピアノの白鍵のみで弾ける音ですね。
Cメジャーの音です。
 
ここで、「この4小節の間は、Cメジャーの音を使っておけば大丈夫」とするソロの取り方がモーダルなアプローチです。
それ以外にも、Dドリアンを使う、 Aマイナーペンタを使う、などスケールのバリエーションは様々にありますが、どれもアプローチはモーダルです。
※スケールについてはまた別の機会に。。。   

このモーダルなアプローチは、ソロとしてどういう特徴があるか、挙げます。

[メリット]
○曲を大きく捉えて演奏する事が出来る為、気持ちに余裕が生まれる
○歌うようなソロが取りやすい
○浮遊感のあるソロになる

[デメリット]
○曲が転調する時、対応しなければいけない(理解出来ていないと音痴になる)
○浮遊感のあるソロになりがちなので、伴奏が無くなるとロストする危険がある

以上のような特徴が挙げられます。
ちなみにコード1発セッションなんかは、もちろんモーダルなアプローチでOKです!

 
③両方織り交ぜて使いましょう!
コーダルなアプローチ、モーダルなアプローチ、両方織り交ぜて使う事で、ソロにバリエーションが生まれます!(初めはモーダルにふわっとさせておいて、ソロの終わりはコーダルに分かりやすく終止させる、などなど)
もちろん、1番重要なのは“リズム”なのですが、 音使いでも個性を出せたら強いですので、是非この二つのアプローチも意識してみて下さい!

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