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ジャム・セッション向きな曲の特徴とは?

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ジャム・セッションを楽しむにあたって、選曲は非常に重要となってきます。
今回は、セッションホストとして重要である、“みんなに楽しくセッションしてもらう”為に非常に重要な、「選曲」についてのお話です!

世の中には、数えきれない程の楽曲が存在しています。
その中でも、特にジャム・セッションで好まれて演奏される曲には一定の共通点があります。



①曲の展開が少なく、シンプルである事
ジャズやソウルの名曲は、[A]と[B]の二つの進行パターンのみで構成される曲が数多くあります。
そして、そういう2パターンの曲が、セッションでは好んで良く演奏されます。

例えば、ジャズスタンダードの定番、“Take The A Train”も、[A-A-B-A]と二つのパターンのみです。

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また、ポップスの定番、Stevie Wonder(スティービー・ワンダー)の“Isn’t She Lovely”も、[in-A-B]の2パターンです(イントロは除く)。
isn't she lovely

このように、進行パターンが少なくシンプルな曲が好まれます。
逆に、日本のポップスなどのように、[in-A-A-B-A-B-サビ-間奏-B-サビ-C-サビ-転調サビ-out]と、ドラマティックに演出された進行パターンは、セッションには不向きだと言えます。

②1〜2枚の楽譜(リードシート)で収まる事

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ジャム・セッションをする場合、曲を知らない人も参加するので、テーマなどの主要なメロディとコードのみが記された「リードシート」というものを使用します。
希望曲を持ち込みした本人が4〜5枚程度用意し、参加者に配布するのですが、これが何枚にも連なる壮大なスコアだと、楽譜を追うのに精一杯で、とてもセッションにはなりません。

また、“セッションの現場で役立つ「リードシート」集を5シリーズ紹介!”で紹介したようなリードシート集に掲載されている曲は、みんなが知っている事が多いので非常に好まれます。

③コード進行にある程度変化がある曲

ソロの時、コード進行に沿ってソロをするので、そのコード進行に変化があった方が簡単に盛り上がります。
コード進行は複雑でない方が簡単なのですが、実はシンプル過ぎても逆にソロが盛り上がらなくなるケースもあります。

ものすごく単純に分けると、“リズム”重視の人はコードが少ない方を好みます。
逆に、“ノート(音)”重視の人はコードが多い方がソロを組み立てやすいです。

参加者の力量、スタイルに合わせて、程よいコード進行の曲を選ぶ事が重要です。

セッションでよく演奏されるビートルズやスティービー・ワンダーの曲、またジャズスタンダードなどは、上記の条件を満たしているものが多いです!
ジャム・セッションで好まれる曲=長く愛される曲、と言っても過言ではないと思います!

センスのいい選曲でセッションを盛り上げましょう!

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