ジャム・セッションに慣れてきたら、色々な曲を演奏したくなると思います!
しかし、ジャム・セッションは不特定多数の人が即興的に演奏する為、どうしても毎回同じ曲になりがちです。その方が手っ取り早く楽しめて無難だからです。
しかし、せっかくなら色々な曲も演奏したいですよね!
普段から気に入って家でよく練習していて自信のある曲、他の人と合わせてみたい曲などは、どんどんジャム・セッションに持ち込みしちゃいましょう!
その為に気をつける事をいくつか挙げます!
①難解なキメフレーズのあるものは避ける
いくら好きな曲だといっても、音楽として成立しないと意味がありません。
演奏するのに何十回も練習が必要なフレーズは避けるべきでしょう。
テーマのメロディだけが難しく、自分がテーマを演奏できる場合は問題ありません。
どんどん持ち込みましょう!
②楽譜は1〜2枚にまとめた5線符で、最低でもコードは表記
楽譜は、簡潔な方が良いです。
写真のようにコードとメロディが記載されたもの、また必要に応じて重要なベースラインなども記載されたものが分かりやすくていいです。
もし五線譜が用意出来なかったとしても、コード譜だけは用意しましょう。
上記はiReal Proのデータを印刷したものです。
スマホにアプリを忍ばせるだけでかなり役に立ちますが、印刷して配るという使い方も出来るすぐれモノです!
③楽譜は4〜5人分用意する
参加者全員が全ての曲の楽譜を持参している事はまずありません。
ある程度の定番曲はセッションホストが用意していますが、曲を持ち込んだ場合は持ち込んだ本人が用意するようにしましょう。
演奏はみんなでするものですから、自分1人楽譜を見れても意味がありません。
あらかじめ、楽譜(リードシート)を人数分コピーしておきましょう。
過去記事【セッションの現場で役立つ「リードシート」集を5シリーズ紹介!】
④曲の構成はシンプルな程よい
いくら好きな曲だからといって、J-POPなどのように【イントロ-A-A-B-A-B-サビ-間奏-B-サビ-C-サビ-アウトロ】などと壮大かつ複雑に進行する楽曲はセッションには不向きです。
ジャム・セッションはソロを回す事が大きな目的のひとつです。
どこでソロをまわすのか分からないような構成は避けましょう。
【A-A-B-A】や【A-B】など、単純な構成を繰り返す方がジャム・セッション向きです。
もともと壮大な構成の曲でも、自信で単純な展開にアレンジした楽譜を用意出来るのであれば何も問題はありません。
その際は、ソロをどこで回すのかなどの情報を明確に伝えましょう。
過去記事【セッションを10倍楽しむ!(12)「ジャム・セッション向きな曲 】
⑤持ち込み曲がある場合はあらかじめホストに伝えておく
せっかく持ち込んだのに、先に別の誰かに演奏されてしまったら悲しいですよね!
そういう事を避ける為に、はじめにホストへ「〇〇と言う曲を演奏したい」と伝えておいて下さい。
他の人とかぶる事もあるので、出来れば数曲挙げておくとベターです。
例えばジャム・セッションin高知では、下記のような名簿に記入できるようにしています!
クリエイティブな方は、自作曲の持ち込みなんかも大歓迎です!
セッション向きな自作曲についても今後記事にしたいと思います!
ジャズを持ち込みたい方にはこの「黒本」をお勧めします。