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【名盤紹介】Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)/『To Pimp a Butterfly』

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Kendrick new album
2015年春に発売された、Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)の『To Pimp a Butterfly』を紹介します。
これは、ものすごい作品です!

Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)の多彩なラップの腕はもちろん、Terrace Martin(テラス・マーティン)Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)、Flying Lotus(フライング・ロータス)、Robert Glasper(ロバート・グラスパー)、Thundercat(サンダーキャット)、Kamasi Washington(カマシ・ワシントン)、George Clinton(ジョージ・クリントン)、Snoop Dogg(スヌープ・ドッグ)、Bilal(ビラル)、Anna Wise(アンナ・ワイズ)、Lalah Hathaway(レイラ・ハサウェイ)など、豪華共演も凄いのですが、この作品、それだけじゃないんです!




まず、ジャケットの通り、メッセージ性が非常に強い作品です。
時期的に、アメリカの白人警官による黒人少年殺害などの内容かと思いきや、それだけではなく、黒人差別や社会が本質的に孕む問題や、 Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)の出身地コンプトンが孕む問題、自身の葛藤や内省など、かなり重い内容です。

アルバムを通して聴くと、しばしば曲間に“詩”が挟まれており、アルバムが進むにつれて“詩”の内容が増えていく事に気づくと思います。そして最後の“Motal Man”のラストで“詩”が完成する仕掛けとなっています。
その“詩”の朗読が終わった後、 故2pac(2パック)との疑似インタビュー、その後さらにもうひとつ“詩”を読んだところでアルバムが終わります。
最後の“詩”こそがこのアルバムを通して伝えたかった事でしょう。
重い内容ですが、最後の“詩”は、負の連鎖に苦しんでいる黒人への強い希望のメッセージを感じます。

こんなにもアルバム単位で聴く事の重要性を感じたアルバムはありません。
僕は発売前から予約していたので輸入版しか持ってませんが、この作品は是非とも日本語訳のついた国内版を買うべきだと思います!

“King Kunta”

 

“For Free? (Interlude)”

 

“Alright”

 

“These Walls (Live on Ellen)”

 

 i (Single Ver.)

 

すごい作品なのですが、凄すぎてうまく文章に出来ません。
未だに全内容を把握しきれていませんし。。。
パッと聴きもカッコいい!
内容も深くて濃い!
飽きない!
非の打ち所がない傑作です。
ミーハーでも耳の肥えた玄人でも誰でも、買って損は無いアルバムですね!

こちらの記事が、アルバムの内容を詳しく解説してくれています。
【PICKUP】ケンドリック・ラマー『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』は傑作だった~Kendrick Lamar “To Pimp A Butterfly” : キープ・クール・フール

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