世界的なジャズピアニスト、巨匠Chick Corea(チック・コリア)のアルバム『Trilogy』を紹介します!
2010年〜2012年のLIVE録音から、チック・コリア本人が厳選したテイクを収め2013年に発売されたアルバムなのですが、まずトリオのメンバーが最強です。
Chick Corea(チック・コリア)/ Pf.
Christian McBride(クリスチャン・マクブライド)/ Ba.
Brian Blade(ブライアン・ブレイド)/ Dr.
やばいです。
間違いなく最高峰のトリオです。
トリオという少ない編成ですが、まず驚くのがブライアン・ブレイドの音のダイナミクス!
小さい音は極限に小さく、大きい音は耳ではなく体に直接ささる強烈さです。
たった3人でも、盛り上がるところはヤバいくらいに盛り上がります。
テクニックが凄くて気持ちが盛り上がるとかじゃなく、単純に音量がものすごくデカくなります。
マスタリングで極限まで音圧稼いだ音源には到底出せない、“体に直接響く音のデカさ”があります。
それに、クリスチャン・マクブライドのベース!
まずソロが素晴らしいです。歌心があり、グルーヴィーであり、テクニカルでもあります。まさに完璧。
音も伸びやかで、それでいて躍動感もあります。
チック・コリアも、もちろん最高のプレイです!
「チック・コリア!」って感じの演奏です。
録音環境も素晴らしく、各プレイヤーの息づかいまで聞こえて来ます。
クリアな音で、臨場感、没入感、共に感動するレベルです。
“Fingerprints”
“Spain”
“It Could Happen To You”
ジャズやってるならこれはマジで聴くべきです!
ピアノトリオという昔からあるシンプルな編成で、楽曲もスタンダード多数。
なのにこんなにも刺激的で、ゾクゾクするような演奏になっちゃうんですから凄いです。
プレイヤーによって全く曲が変わってくる、ジャズならではの醍醐味が最大限に引き出されたアルバムですし、純粋に世界最高峰プレイヤーの“音の会話”を感じる事が出来ます!
是非とも、いい環境で聴いて頂きたいですね!
電源にもこだわって欲しいです!