他人から“いい音楽”と薦められると、何となく避けがちじゃないですか?
Facebookなんかで友達がおすすめのYoutube動画シェアしてても、基本的には見ないですよね?
わざわざクリックして動画を見るかどうかを判断する基準って、「シェアした人の事をどう思っているか」じゃないですか?
例えば、大好きなアーティストがおすすめしている動画なら、クリックして見ますよね?
逆に音楽的に全く好きじゃない友達のバンドマンのおすすめ動画なんて、クリックしないですよね?
しかし、あなたがミュージシャンとして成長したいなら、他人からのおすすめを排除するのはすごくもったいない事だと思います。
音楽を聴いた数だけ成長する
ミュージシャンは、たくさんの音楽に触れるべきだと思います。
特に、自分の経験した事のない音楽は、大きく自分を成長させてくれます。
現時点では理解出来なくても、何年か経って良さが分かってくる事もあります。
新しい刺激を得る事で、自分自身の中に新たな感性が芽生え、それが新しい音を創ってくれます。
ミュージシャンは音楽を聴いただけ成長します。
しかも、成長したミュージシャンの音を聴いたリスナーも一緒に成長するんです!
肩書きで判断しない!
音楽を聴く際、おすすめした人の“肩書き”や、音楽を演奏している人自身の“肩書き”を意識してしまいがちです。
特に日本人はそういう性質が強いんではないかなと思います。
「〇〇さんのお弟子さん」「〇〇先生」「プロミュージシャンとして活躍」「メジャーバンドの〇〇とツアーをする」「〇〇氏がプロデュース」など、全部“肩書き”です。
音楽をビジネスとして考えたとき、“肩書き”は非常に重要なマーケティングだと思います。
しかし、“いい音楽”かどうか判断する上で、“肩書き”は全く必要のない情報です。
聴き手が自分の耳で聴いて、自分の感性で判断する。
それが一番重要であり、全てです。
皆が自分の感性で判断すれば、全体の音楽レベルが上がる
まず理解して頂きたいのは、音楽レベルには“高い、低い”があるという事です。
それは、“売れる、売れない”や“いい、悪い”とは全く別物です。
音楽レベルの高い音楽は、聴き手にそれなりの音楽の素養、事前の知識を要求します。
これは、難解な数式を解くのに段階が必要な事や、難しい本を読むのに経験と素養を必要とする事と同じです。
音楽レベルが高いから“売れる”訳でもないですし、音楽レベルが高いから“いい音楽”という訳でもありません。
しかし、聴き手の音楽レベルが高いと、音楽レベルの高い音楽も「理解」されるようになります。
つまり、“本当にいい音楽”が正当に評価されるようになるんです。
個人的には、“いい音楽が正当に評価される”そんな社会になればいいと思います。
それにはまず、“肩書き”に惑わされず、“自分の耳で聴き、自分の感性で判断する”事が重要だと思います!
もちろん、“良い音で聴く”事も非常に重要ですよ!
※スピーカーは、音の焦点について理解した上で購入を!