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【試奏】Markbassのアンプ&キャビネット、6商品を弾き比べてきたので、レビューします!

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弟が新築する家にスタジオを作っておりまして、そこで使用するアンプを購入するということで、Markbassをいろいろと試奏してきました!

(古民家を新築するという、こだわりの家です!→ブログ『伝統構法の家づくり 〜古民家を新築する〜』)

Markbassは人気のベースアンプですが、アンプやキャビネットで様々なシリーズがあります。
全部買って用途によって使い分けるのが一番なのですが、さすがにそんな事は無理ですよね!
Markbass買いたいけど、どれを買っていいか分からない人の参考になればと思います!

楽器堂OPUS本店の好意により、同建物3階のライブホール、CARAVAN SARYにて試奏させてもらえました!いつもジャム・セッションin高知で使用してる馴染みのライブホールです!

試奏するには、この上ない贅沢な環境です!

【使用機材】
まず、最低限の用意として、電源トランスと電源ケーブル、スピーカーケーブル、ベース本体とシールドは自前のもので統一しました。※スピーカーケーブルのプラグはNEUTRIK(ノイトリック)。

電源トランス、電源ケーブル、スピーカーケーブルは以下のラインナップです!

やっぱ試奏の時もちゃんと電源持っていかないとダメですよね。
電源で音が全然変わりますので、店のコンセントとかだと、本当に参考にならない!

【比較の基準となるアンプ&キャビネット】
今回は、自分がすでに持っているMarkbassコンボとキャビネット、MC121PとNY121を持って行き、それと比べるという手法をとりました。
ですので、基準は以下のコンボアンプ&キャビネットです。
持ち運びに優れてまして、客席100〜200くらいの小規模なライブハウスまでならばこの2段重ねでも十分だと思います。50人くらいまでのキャパならコンボのみでも大丈夫ですね。

ベーシストのために設計されたVLE、VPFと呼ばれる2つの特殊なフィルターが特徴的で、ベーシストのニーズに合った効果的な音の変化が簡単に得られます。
軽くて小さいのにパワーがある。音も良い。
ベーシストの欲求に、ばっちり応えてくれるアンプです。

【比較したアンプと感想!】
まずは、アンプNANO MARK300とキャビネットST104HRの組み合わせ。

正直、NANO MARK300は物足りない感じでしたね。
出力はそこそこあるんですが、やはり音量をあげると少し歪んだ感じになってしまいます。
音像もかなりぼやけた感じになってしまうので、細かい表現をする上ではちょっとスペック不足かな、という感じです。
VLE、VPFが付いてないのもかなりのマイナスポイントですね!

次は、アンプNANO MARK300とキャビネットTR102Pの組み合わせ。

先ほどの組み合わせとキャビネットを変えてみたんですが、さらに高音がキツくなった感じでした。
自分の持っているMC121PとNY121と比べると、ちょっと残念な音でした。
自宅や小規模な部屋くらいならば問題なく使えるとは思いますが、予算オーバーしてでもワンランク上のものを買うべきかなと思いました。

次に、アンプLM3とキャビネットTR102Pの組み合わせ。

やはり、アンプが違うと全然音が違いました!

音の輪郭がはっきりとして、細かい表現までしっかりと聞こえます。
ただ、若干音が硬い印象がありました。高音も強く弾くと歪んだように聞こえたり、「ハイが痛い」と感じてしまいました。
基準としたMC121PとNY121の組み合わせと比べると、抜ける音ではあると感じましたが、好みの音では無かったです。
スピーカーの口径が小さいからでしょうか?詳しくないので分かりませんが。

最後に、アンプLM3とキャビネットST104HRの組み合わせです。

この組み合わせは、比較した中で一番良かったです!
出力はもちろん申し分ないです。CARAVAN SARYは400〜500人キャパのホールですが、このキャパでバンドでガンガン大きい音を鳴らす場合でも、全く問題なく使用できるでしょう。かなり余裕がありました。

音も細部まではっきり聞こえます。弱いタッチで細かく弾いても、きちんと表現が伝わります。
それでいて、低音もしっかりと出ます!

MC121PとNY121の組み合わせよりも、低音がぐっと引き締まった感じですね。
欠点は、キャビネットが少し大きくて、持ち運び用にはあまり適さない事ですかね。
とはいえ、一人でも問題なく持てる大きさではあります。

【購入した商品】
今回僕の弟が購入した商品は、『アンプLM3とキャビネットST104HRの組み合わせ』です!
「いい音」にこだわれば、比較した中ではやはりこの組み合わせになりそうです。

今回は展示品だった事もあり、税込20万円以下とかなり安く売ってもらったみたいなのですが、ネットで調べると、税込22万円くらいはしそうです。

比較のレポートは、以上です!
悩めるベーシストの参考になれば幸いです。
ちなみに、僕のベースはフェンダー・ジャズベースのカスタムショップ、弦はエリクサーを張っていますが、5年以上弦を変えていないので、違うベースで試奏するとまた違った印象になるのかもしれません。

(↓こんな感じのベースです。)

楽器堂OPUS本店
CARAVAN SARY

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