ジャムセッションに参加するとき、不慣れな初心者のときは、自分の家でたくさん練習した自信のある曲を演奏したいですよね?
その気持ちすごくわかります!
いきなり知らない曲を演奏するのは、初心者にとってはとてもハードルが高いものです。
できれば、ジャムセッションで自分のやりなれた自信のある曲を演奏したいというあなた!
そんなときは、楽譜を持参してみましょう!
この記事を読めば、ジャムセッションの現場にどのような楽譜を持参すればいいのか、または楽譜持参の際の注意点などが分かりますので、是非とも最後まで読んで下さい!
やりたい曲がある場合は楽譜を持参しよう
セッションに参加する際、「この曲がやりたい!」という希望がある場合は、楽譜を持参して来たほうがスムーズです!
今はiReal Proなどのアプリもあり、他の参加者がコード譜を検索して様々なキーに対応できる場合もありますが、それでもやはり楽譜を持参する方が確実です!
特に以下の場合では、楽譜の持参は必須となるでしょう!
- 自身で作ったオリジナル曲をやりたい場合
- 超マイナーな曲をやりたい場合
- キメなどが多く、初見で対応しづらい曲の場合
- (ボーカルの方などが)原曲と違うキーで歌いたい場合
- その他、特別なアレンジや指示がある場合
楽譜を持参する際の留意点
楽譜を持参する際には、留意しておいた方が良い点がいくつかあります!
以下の条件をクリアしておくと、とてもスムーズです!
- 他の参加者に配布するため、5部ほど印刷して持参する
- 移調楽器の人は、自分の楽器のキーではなく、実音の楽譜を持参する
- ジャムセッションに適したスタイルの楽譜を持参したほうがベター(次項で解説します!)
ジャムセッションの現場に適した楽譜
ジャムセッションに適したスタイルの楽譜は、以下のような楽譜となります。
リードシートと呼ばれる事もあります。
リード・シート(英: lead sheet)は、曲のメロディ、コードと歌詞やフィール(テンポなど)という、ジャズ・ポピュラー音楽の基本的な部分のみを書きあらわした記譜法の一種。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%88

それでは参考に、僕の自作曲“Suitcase Man”の楽譜(リードシート)を見ながら、ジャムセッションに適した楽譜スタイルについて解説します!
↓こちらが、その楽譜です。

楽譜はコンパクトに
ジャムセッションで使用する楽譜は、コンパクトに見開き1ページに収まる方が良いです。
これは、リアルタイムに展開するジャムセッション中に楽譜をめくる事が困難な場合もあるためです。
特にベースやドラムなどのように、常に演奏し続ける楽器の場合、演奏しながらの譜めくりは困難を極めます。
上に載せた僕の楽譜は片面1ページですが、2ページの場合は、セロテープなどで2枚連ねて見開きスタイルにしておいてあげると、とても親切だと思います。
コードネームが書かれている
ジャムセッションで演奏する際、とても重要なのは、コードネームです。
コードネームとは、適した和音がひと目で分かるように書かれたアルファベットと数字の組み合わせのことです。
僕の楽譜で、A♭m7とか、B♭m7と書かれている部分をコードネームといいます。
このコードネームの素晴らしいところは、コードが読める人であれば、曲を知らなくても、これだけである程度音楽が成立してしまう点です!
先人たちの知恵の結晶ですね!
テーマのメロディが書かれている
できれば、テーマのメロディが五線譜で書かれているとありがたいです。
特に、楽譜持参者がベーシストやドラマーなどで、テーマを別の人に演奏してもらいたい場合は、必須となります!
テーマは自分が演奏する!って人の場合は、コードだけ載ってれば曲にはなりますが、その場合でもやはりテーマの五線譜があったほうが、曲想がつかみやすくてより良いセッションにつながると思います!
意外と重要!1段4小節で書かれている
これは、まあクリアしなくてもいいのですが、1段に4小節で書かれていると、とてもスッキリして読みやすいです。
基本的に音楽は、4小節で1セットとなることが多いのですが、譜面の都合上1小節余分に書かなくてはいけない場合など、以下のように1段に1小節だけ余分に書くようになっていると、読みやすいですね!

まあこれはあくまでも“こうなってればなお良い”という程度ですが、気に留めておいても良いかもしれません!
まとめ

ここまで読んでくれて、ありがとうございます!
できるだけ要点が分かりやすいように実際の楽譜付きでコンパクトにまとめてみました!
楽譜持参の注意点は、分かりましたでしょうか?
この記事の要点をまとめると、以下の通りです。
- やりたい曲がある場合は楽譜持参したほうが良い
- 楽譜は5部ほど用意する
- コードとメロディが五線譜に記載された、見開き1ページ以内の楽譜を用意する
- 実音で記載された楽譜を用意する
また見ぬ曲をどんどん持ってきて欲しい!
気心知れたメンツでジャムセッションを長くやっていると、いつも同じ曲ばかりになってしまいです。
それはそれでとても楽しい事ではあるのですが、まだ見ぬ曲や自作曲などをどんどん持ってきてくれると、刺激的でさらに楽しいセッションになるのではないかと思います!
ジャムセッションin高知では、自作曲など募集してますので、ぜひお持ち下さい!