コロナウイルスによる自粛の影響により、実際に集まってセッションが出来ない状態が続いています。
オンラインでセッション出来る時代ではありますが、実際にオンラインでセッション出来る環境を整えるのは、今までPCでの音楽作成などに触れて無かった人にとっては非常にハードルの高い事だと思います。
そこで、ジャム・セッションin高知の音楽仲間たちと実際にオンラインセッションを行ってみて、どのような環境であればセッションをできる状態になるのかを検証しました。
全く知識がない方でもオンラインセッションが出来るように、以下に必要な事をまとめましたので、参考にしてみて下さい!
用意するもの
まず概要として、以下のものを用意します。
もちろん光回線が使える事は前提条件となります。
SYNCROOM(シンクルーム)
リアルタイムで遅延なくオンラインセッションするために必須のアプリケーション。
NETDUETTOの技術を使用し、2020年6月29日に正式リリースされました!
PC上で作動させます。無料です。
(android版もダウンロード可能ですが、ノーサポートのβ版であり、不具合が生じる可能性もあるそうです。)
zoom
やっぱりセッションは顔が見えたほうが良いので、web会議ソフトのzoomを使って演奏以外のコミュニケーションをとります。
https://zoom.us/
パソコンなどのデバイス2台
前述のNETDUETTOとzoomを同じデバイス上で作動させると、動作が不安定だったり遅延の原因となる為、それぞれ別のデバイス上で作動させた方が無難です。
NETDUETTOはPCで作動させてください。
zoomはスマホやiPadでも問題ありません。
LANケーブル
自宅でwifiのみでインターネットしてる方も多いかと思います。
しかし検証の結果、wifiでは遅延がひどかったり音が途切れたりでまともにセッション出来ませんので、LANケーブルによる優先接続は必須です。
ちなみに、LANケーブルもずいぶん昔のものしか持っていない場合、最新のものに買い替えた方が良さそうです。(ケーブル自体にCAT6やCAT7などという印字がされていますが、CAT6以上のものを使用した方が遅延なくセッションが楽しめそうです。)
とりあえず分かんない方は以下のケーブル買ったらOK!
150Mbps~200Mbpsの速度を確保できるように、工夫しましょう。
おそらく光回線をお使いで、CAT6以上のLANケーブルで有線接続しているPCならばクリアするのではないかと思います!
オーディオインターフェイス
PCに楽器を繋ぐ際に、必要となります。
お持ちでない方は、購入必須です。
Windowsパソコン使ってる方は、ASIO対応でないとダメみたいです。
公式でも、ASIOが推奨されています。
特にこだわりなければ、とりあえず以下のオーディオインターフェイス買ってください。
ちなみに、オーディオインターフェイスのドライバもインストールする必要があります!
オーディオインターフェイス毎にドライバも違うので、付属のマニュアルを参照して下さい。
マイクなど(※生音楽器の人)
エレキギターなどの電子楽器の人はオーディオインターフェイスにシールド差せば完了ですが、ドラムや歌、管楽器の人は、マイクも用意しなくてはなりません。
特にこだわりなければSHUREのSM57でいいんじゃないでしょうか?

マイク詳しくないんで、間違ってたら指摘お願いします!
スタンドも忘れずに!
VST対応DAWソフト
なんのこっちゃ分かんないですよね(笑)!
端的に言うと、VSTっていう規格に対応した音楽作成ソフトってことです。
これは必須ではないんですが、あれば動作が安定したり、音づくりがし易かったりしますので、詳しい方は導入を推奨します。なくてもいけます。
Windowsの方はCakewalk、Macの方はWaveformが無料で良いと思います。

僕はCakewalkインストールしましたが、結局ASIO対応オーディオインターフェイスのみでNETDUETTOしました。
音質も、特に問題はなかったです!
SYNCROOM導入方法
以下のサイトからSYNCROOMをダウンロードして下さい。
https://syncroom.yamaha.com/play/dl/
インストールの仕方は以下のサイトを参考に。
https://syncroom.yamaha.com/play/manual/index_pc.html
ソフトを立ち上げたら、オーディオインターフェイスを接続し、ルーム名とパスワードを入力します。(※画像はNETDUETTOのものですが、SYNCROOMも同じレイアウトです。)
ホストがルームを作成し、参加者にルーム名パスワードを教えた後、参加者がそのルーム名パスワードを入力してルームに入ってくる流れです。
詳しい使い方は、公式に分かりやすく書かれているのでそちらを見た方がよいと思います。
https://syncroom.yamaha.com/play/manual/index_pc.html
ちなみに、1ルームにつき5人までしか参加できません。
ホストが行える”ルーム連結”により、別のルームと連結して最大10人まで参加することが出来ます。

ルーム連結も検証しましたが、遅延なくセッション出来ました!
zoom導入方法
zoomについては、検索してパッと出てきた以下の動画参考にしてみて下さい。
他にも使い方動画たくさん上がってたので、好きなのを参考にしてみて下さい。
Googleアカウントなどでもサインアップできますので、とりあえずアカウント作って使ってみるのが早いと思います!
まとめ
いかがでしたか?
結構ハードル高いですよね・・・
でも、こんな機会でもないとこういう環境整えることもないでしょうし、一度整えてしまえば、色々と出来ることが増えてさらに音楽生活が充実したものとなりますので、この機会に環境を整えてみることをおすすめします!
またオンラインセッションの環境を整えるためにzoomミーティングなどでサポートしていこうと思います。
その際はアナウンスしますので、よろしくお願いします!
是非、みんなでオンランセッション出来るようになりましょう!

僕もオンラインセッションは初心者なもので、追記や修正した方が良い内容がありましたら、是非FacebookページやTwitterからメッセージで教えて下さい!
※数回オンラインセッションをする中で見えてきた、『SYNCROOM』の現在の限界と、その中でオンラインセッションを最大限楽しむ方法も記事にしています!
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