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未経験者がジャム・セッションに参加する際に押さえておくべきポイント

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未経験者にとって、セッションはまだまだ敷居が高い

勝賀瀬
勝賀瀬

未経験者でも参加しやすいような雰囲気づくりを心掛けてますが、それでもなかなか敷居が高いとの意見をよく頂きます。

ジャム・セッションin高知では、初心者から上級者まで、みんな楽しくセッション出来る環境を目指していますので、未経験者の方の参加はとてもありがたいことなんです!

そこで、未経験者の方が参加するハードルを少しでも下げるため、参加前に押さえておくべきポイントをまとめてみます。
参考にしてみて下さい!

参加する際に確認しておきたい事

1.自分のレベルを周りに正確に伝える

初めて会う人たちと演奏をするわけですから、自分のことを端的に説明できた方が、スムーズにセッション出来ます!
初めましての自己紹介的な位置づけですね!

以下の事を伝えられるように用意しておきましょう。

1-1.使用する楽器と経験歴

どの楽器を何年やっていた、などの情報を伝えると、セッションホストもメンバー編成の際に参考に出来ますし、経験が浅いことが伝わると、周りも気を使ってくれます!
積極的に情報は出していきましょう。

1-2.楽譜はどの程度読めるのか

楽譜がどの程度読めるかで、何の曲でセッションするのか、選曲の際の参考になります。

伝える内容としては以下の点を押さえておきましょう!

〇コードが読めるかどうか
〇リピートやコーダなどの反復記号の読み方が分かるかどうか
〇五線譜が読めるかどうか
〇初見出来る(初めて見る楽譜をスラスラ読める)かどうか
リードシート

ちなみに、こちらがセッションでよく使う楽譜で、リードシートといいます。1~2枚で収まることが多いです。

※セッションの現場でTAB譜を使用することはほぼありません。

もちろん、楽譜が全く読めなくてもOK!
読めないなら読めないなりの楽しみ方があります。
それはまた別の機会に。

1-3.演奏したい曲がある場合

演奏したい曲がある場合は、4~5枚ほど楽譜を持って行った方が良いです。
他の演奏者用ですね。

演奏したい曲があるときは、以下の内容を伝えるようにしましょう。

〇曲のコードは追えるか
〇曲のテーマは1人で演奏出来るか

ジャム・セッションin高知では、持ち込み曲大歓迎です!
自作曲も、いいですね!

1-4.ソロを回しても構わないか

「ソロが出来るか」ではない点が重要です!
ソロは、基本回ってくると考えておいてください。
ただし、ジャム・セッションin高知では、「アドリブソロを演奏するのが怖くて参加できない」となるくらいなら、ソロなしでも構わないと考えています。

勝賀瀬
勝賀瀬

アドリブに自信がない場合は遠慮なく、ソロを回さない旨を伝えて下さいね!

2.進行のルールを確認する

基本的に、イントロ→テーマ→ソロ回し→ドラムソロ→テーマに戻ってエンディングというフォーマットに従ってセッションは進んでいきます。
とはいえ、逸脱したりすることもありますし、ロストすることもあります。

事前にルールを知っておくと「え、今どうなってるの?よく分からない怖いもうやめたい!」とはならないと思いますので、順に説明しますね!

2-1.イントロ

イントロ部分は、リードシートに記載されていないことも多いです。
上級者になると、イントロはアドリブで全く楽譜に載っていない事を演奏し、それから曲のテーマに繋げてきますので、事前にそういうこともあるのだと理解しておく方が良いです。

2-2.テーマ

テーマは、基本的に楽譜の通り進みます。
楽譜が読める人は楽譜を追えばよいですが、楽譜が読めない人は、ここで、テーマのメロディをよく聴いて、曲を把握するようにしましょう。

テーマのメロディを演奏していた人がソロっぽいことを始めたら、テーマは終了です。
テーマを1回演奏してソロへいくか、テーマを2回するか、などはその場の空気で決まります。

勝賀瀬
勝賀瀬

自分の演奏に集中せずによく周りを見ていると、分かるようになってきますよ!

2-3-1.ソロ回し

ソロは基本的に、テーマのメロディを演奏した人から始まり、一人ずつ順番に回して、最後にベースソロ、ドラムソロという流れとなります。
ソロのスタイルとしては、以下の3パターンが多いです。

〇テーマのコード進行をそのまま繰り返すパターン
〇1コード、または複数のコード進行を繰り返すパターン
〇1コード、または複数のコード進行を繰り返し、ソロ奏者交代のタイミングで決まったフレーズやコード進行が挿入されるパターン

これも、空気で決まったりしますので、色々なパターンがあることだけでも知っておけば、意外と対処できます!

※ベースソロとドラムソロは、その場の雰囲気やホストの都合で省略される場合もあります。

2-3-2.ドラムソロ

ドラムソロも、大きく分けて3パターンあります。覚えておきましょう!

〇テーマのコード進行をそのまま繰り返すパターン
〇決まった小節ごとに、他の楽器と交互にソロをするパターン(バース)
〇曲のフォーマットから逸脱し、完全にフリーでソロをとるパターン
バースという言葉を聞いたことがない方もいると思いますが、4バースとか8バースなんて使われ方をします。バーとは小節の事で、4バースとは、4小節ごとに交互に演奏することを意味します。ドラムソロ以外でもありますが、特にジャズのドラムソロで多く使われます。

2-4.テーマに戻ってエンディング

ソロが一通り回ったら、テーマに戻ります。
最後の人がソロをしている時は、特に注意深く周りを観察しておきましょう!

戻ってきた後のテーマは、1回だったり2回繰り返したりしますので、よく周りを見て空気を感じましょう!

その後エンディングで終わるのですが、エンディングは本当に色々なパターンがありますbので、実際にセッションに参加して、色々と体感してみるのが一番だと思います!

また別の機会にエンディングについては取り上げます。

3.マインドセット

勝賀瀬
勝賀瀬

初心者がセッションを楽しむうえで大切な心構えを5つ、挙げておきますね!

3-1.上手い演奏をする必要はない

セッションが楽しかったかどうか、盛り上がったかどうかの基準は、演奏が上手かったかどうかでは決まりません!
逆に上手な演奏をすることばかりに集中してしまうと、まったくつまらない演奏になってしまう可能性大ですので、気をつけましょう!

3-2.コミュニケーションが大切

ジャム・セッションとは、音を使った相互コミュニケーションです。

普段の会話で考えてみて下さい。

難解な用語ばかり使って自分の話ばかりする人との会話、楽しくないですよね?

それよりは、言葉は拙いけどひたむきで明るく、相手の話を笑顔でよく聞く人との会話の方が楽しいですよね!

セッションも同じで、難しい理論や高度なテクニックなど必要ないのです!
気楽にいきましょう!

3-3.失敗を楽しむ

ジャム・セッションをしていると、失敗もたくさんあります。
個人的にミスしてしまったり、今どこを演奏しているのか分からなくなってしまったり、誰のミスというわけでもないけれど曲が止まってしまう事もあります!

でも、それも楽しめるのがセッションの良いところです!
アマチュアといえどもお金をもらって演奏するライブやコンサートでは、流石にそうはいきませんよね。

上級者は、ミスを隠すのがとても上手いです。というか、ミスをミスではなくす手段をたくさん持っています。それには経験が大事ですが、上級者もたくさんミスをするという事を知ると、気持ちも楽になりますよ!

3-4.人の音をきちんと聞く

人の音をきちんと聞くことこそ、セッションを楽しむ極意です。

特に今曲のどの部分を演奏しているのか分からなくなったりした時は、自分の演奏をやめて周りの音に集中してみましょう!
意外とどこを演奏しているのか見えてきますし、周りの助けもあれば、きっと何とかなるはずです!

ソロの時でもテンパったら一旦演奏をやめてみるのは有効な手段です!

3-5.自分のダメさに凹むのは当たり前

初参加の方など、セッションが終わったら凹んでる方もたまに見かけます。

勝賀瀬
勝賀瀬

僕も毎回凹んでます。

実際、自分の演奏には毎回凹んでますし、凹むかどうかは性格の差があるにせよ、どんなに上手い熟練のプレイヤーも、毎回自分の課題は発見していると思います。

周りとのコミュニケーションを大切にしながら、自分の課題とは真摯に向き合っていくスタイルが上達の秘訣です!

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