Me’shell Ndegeocello(ミシェル・ンデゲオチェロ)のジャズプロジェクトアルバム『The Spirit Music Jamia : Dance of the Infidel』を紹介します!
このアルバムは、通算6枚目となるアルバムで、シャナキー・レコードというインディー・レーベルからの発売です。このアルバムより、メジャーであるマーヴェリックからは離れることとなりますが、音楽的にはより一層独自の路線へ入っていきます。
このアルバムはMe’shell Ndegeocello(ミシェル・ンデゲオチェロ)による“ジャズ”です。
前作『Comfort Woman』でも、少しジャズのテイストが垣間みられましたが、今作『The Spirit Music Jamia : Dance of the Infidel』は紛れも無い“ジャズ”です。
しかし、いわゆる原理主義的な既存のジャズや、最近のミュージシャンによるコンテンポラリーなジャズなどとも違う、Me’shell Ndegeocello(ミシェル・ンデゲオチェロ)による唯一無二の“ジャズ”となっています。
参加アーティストも以下の通り、すごいメンツです!
Mino Cinelu(ミノ・シネル)/ Perc.
Bob Power(ボブ・パワー)/ Producer
Jack DeJohnette(ジャック・ディジョネット)やKenny Garrett(ケニー・ギャレット)といったジャズの名手からChris Dave(クリス・デイヴ)やソウライヴのNeal Evans(ニール・エバンス)などの若手まで、様々な凄腕ミュージシャンが集結していますし、ボーカルもCassandra Wilson(カサンドラ・ウィルソン)、Lalah Hathaway(レイラ・ハサウェイ)、Sabina Sciubba(サビーナ・シウバ)と、タイプの違う3人が参加しています。
今作、なんとMe’shell Ndegeocello(ミシェル・ンデゲオチェロ)は1曲も歌っていません。
それでいてこの独自の世界観を作り上げるのはさすがです!
“Aquarium”
Sabina Sciubba(サビーナ・シウバ)のボーカルがすごくいい味出してます!
“Dance of the Infidel”
Chris Dave(クリス・デイヴ)のドラムとMe’shell Ndegeocello(ミシェル・ンデゲオチェロ)のベースの絡みがすごいグルーヴです!
バンドのグルーヴで曲がどんどん表情を変えていく様は、まさにアンサンブルインプロヴィゼーション。
出来る事ならばジャム・セッションはこうありたいものですね!
“Luqman”のライブ映像
ライブだと特にそのグルーヴの凄さが分かりますね!
ジャズ好きにも自信を持って薦められる、孤高のアーティストMe’shell Ndegeocello(ミシェル・ンデゲオチェロ)の唯一無二のジャズ名盤です!